日米草の根サミットは、日本とアメリカで交互に開催される、日本人とアメリカ人の市民の年次集会です。このサミットは、中浜万次郎とウィリアム・ホイットフィールド船長の歴史的な友情を祝うものです。万次郎は、日本の海岸で孤立したとき、14歳の漁師でした。幼い万次郎は捕鯨船の船長だったウィリアム・H・ホイットフィールド船長に救われ、世話をしてもらいながら、英語や科学や航海術、自由、民主主義、寛容の精神等、アメリカの文化・価値観を学びました。数年後、万次郎は、その類まれな英語力とアメリカの文明と精神を日本に伝えたい、という熱い思いから、日本に帰国し、日本の開国後新たに形成された日本とアメリカの関係において極めて重要な役割を果たしました。 1991 年以来、毎年 100 ~ 200 人が太平洋を渡って毎年恒例の草の根サミットに参加しています。日米草の根交流サミット大会は、CIEが毎年日本とアメリカで交互に開催している約一週間の交流イベントです。この大会の目的は、日本とアメリカの市民一人ひとりが国境・言葉・生活習慣などの違いを超え、同じ人間として互いに心を通わせ合い、理解し合い、友情を深め合うことによって、日本とアメリカの良好な友好関係を築き上げていくことにあります。 予定表
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2016年、グレーター・アトランタで日米草の根サミットが開催されました! |
ジョージア州アトランタ首都圏および周辺地域では、2016 年 10 月 4 日から 11 日まで、第 26 回日米草の根サミットがアトランタ大都市圏で開催されました。このサミットは、在アトランタ日本国総領事館およびアトランタ市長国際局の支援を受けて、日本にあるジョン万次郎ホイットフィールド記念国際交流センター (CIE) とジョージア日米協会 (JASG) が共同で主催し、あらゆる年齢層を対象とした 1 週間の文化交流プログラムを通じて草の根の友情を育み、日本と米国の平和的な関係を強化することを目的としています。 今年のサミットでは、日本からの 200 名を超える訪問者と 300 名を超えるアメリカ人ホストに、ジョージアの地元の魅力、独特の文化や習慣、特別なビジネス チャンスを紹介しました。25 年の歴史を持ち、4 万人を超える日本人とアメリカ人が参加した草の根サミットは、最も長く続いている重要な二国間国際交流プログラムの 1 つです。 日本人参加者はアトランタで3日間観光活動に参加する一方、ホストファミリーと暮らし、近隣のホストコミュニティで3日間「現地セッション」活動に参加してアメリカのライフスタイルを学びました。参加する日本人ゲストの中には、米日カウンシルのトモダチ・イニシアチブの取り組みを通じて復興中の福島県の中学校2校の生徒もいます。ホームステイは、アルファレッタ/ミルトン、アセンズ、コロンバス、ダロネガ、ディケーター、ダブリン、エルバートン、フィッツジェラルド、ゲインズビル、メイコン、マリエッタ、ニューナン/チャタフーチーヒルズ、ピーチツリーシティ、ローマ/フロイド郡、ロズウェルの15の「現地セッション」で手配されます。 アトランタとジョージア州は、日系企業がジョージア州に104億ドル以上を投資しており、現在547社の日系企業が事業を展開していることから、米国南東部の日本産業の中心地とみなされています。これらの企業は州全体で約 37,000 人の従業員を雇用しています。2015 年のジョージア州の日本からの輸入額は約 46 億 1,000 万ドルで、日本は世界第 5 位の輸入国となっています。2015 年のジョージア州の日本への輸出額は約 13 億 7,000 万ドルで、日本は世界第 6 位の輸出市場となっています。50 社を超えるジョージア州の企業が日本で主要な事業を展開しており、日本とジョージア州の経済関係は私たち全員が誇りに思うべきものです。 日本とジョージア州は 11 の姉妹都市関係を結んでいます (エルバートン – 牟礼、アメリカス – 三次、ゲインズビル – 伊豆の国、アトランタ – 福岡、ラグランジ – 阿蘇、オーガスタ – 宝塚、メーコン – 黒部、サバンナ – 清水、コロンバス – 桐生、ローマ – 熊本、ダブリン – 大崎)。ジョージア州と日本が共有する文化的、教育的なつながりは、草の根の友情と相互理解の重要な要素であることは間違いありません。 |
Metro-Atlanta and the surrounding areas in Georgia will be the host for The 26th Japan-America Grassroots Summit 2016 taking place October 4-11, 2016. Residents of 15 greater Atlanta cities will open their homes and hearts to the Japanese visitors for a three‐day local home-stay program after the opening in Atlanta. The host cities are:
The 2016 Japan‐America Grassroots Summit is organized by The Japan‐America Society of Georgia (JASG) and the John Manjiro Whitfield Commemorative Center for International Exchange (CIE), and presented in cooperation with the Consulate General of Japan in Atlanta, host cities, and partnering community organizations. | ![]() ![]() 日米草の根交流サミット大会は、ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センターが毎年日本とアメリカで交互に開催している約一週間の交流イベントです。この大会の目的は、日本とアメリカの市民一人ひとりが国境・言葉・生活習慣などの違いを超え、同じ人間として互いに心を通わせ合い、理解し合い、友情を深め合うことによって、日本とアメリカの良好な友好関係を築き上げていくことにあります。 日本からの参加者、開催地の来賓者、ボランティアなど運営に携わる方などが参加。歓迎の挨拶や講演などで構成される式典の後、歓迎レセプション・パーティーで大会開始を祝います。そして、いくつかの地域に分かれてそれぞれ個性あふれる3泊4日の分科会に参加。この期間はホームステイですので、ホストファミリーやボランティアとじっくり生活レベルで草の根交流を深めることができます。その後、ホストファミリーや、全ての関係者が参加する締めのプログラム。ここでしばしのお別れとなりますが、本当の交流はここからがスタートです。今年は広域アトランタ大会で26回を数えます。第26回大会はCIEとアトランタに本拠を置くジョージア日米協会との協力で運営されます。 |